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ダルビッシュ右肘負傷でトミー・ジョン手術を受ける可能性も!! トミー・ジョン手術とは?

 衝撃の発表に、レ軍のキャンプ地が大揺れだ。5日(日本時間6日)のロイヤルズ戦で右上腕三頭筋の張りを訴えてわずか12球で降板したダルビッシュが、MRI検査を受けた結果、右肘の内側側副靱帯を損傷していることが分かった。

 球団は最悪の場合、トミー・ジョン手術の選択肢もあると発表。精密検査は近日中に受ける見込みだが、ダルビッシュやレ軍が手術を決断した場合には、今季だけではなく1-2年も離脱する可能性も出てきた。

 ダルビッシュは球団を通して「今季絶望になったら失望する。最終決断を下す前に、セカンドオピニオンを含んだすべての選択肢を聞きたい」とのコメントを発表。メスを入れずに、保存療法を選ぶことも考えられる。

http://www.sanspo.com/baseball/news/20150308/mlb15030805030004-n2.html

 

 まさかここまで重症だったとは、、、、

 今や世界を代表する投手となったダルビッシュだけに、一日でも早い復帰をしてほしいものです。

 ところで、今回ダルビッシュが受ける可能性のある”トミー・ジョン手術”ですが、最近よく耳にしますね。最近では松坂投手や和田投手、田沢投手などがこの手術を受けて、見事現役に復帰しています。多くの負傷した選手が受けているこの手術ですが、そもそもどんな手術なんでしょうか?

 

 

トミー・ジョン手術(英: Tommy John Surgery, 側副靱帯再建手術)は肘の靱帯断裂に対する手術術式。損傷した肘の靱帯を切除し、正常な腱を移植することにより患部の修復を図る。

1974年にフランク・ジョーブによって考案され、初めてこの手術を受けた投手トミー・ジョンにちなんでこう呼ばれている。投球の際にひじの側副靭帯に大きな負担がかかる野球の投手が受けることの多い手術である。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%9F%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3%E6%89%8B%E8%A1%93

 

 もともとあった自分の痛んだ人体を切除し、正常な腱を移植する。機械の壊れた部品を捨てて、新しい部品を入れるみたいな感じでしょうか?なんだか非常に恐ろしい気もしますね。ただ、この手術は成功率は90%以上あるらしく、術後にしっかりとリハビリをすれば、故障前のように投げられるようになるばかりではなく、なんと3㎞から6㎞ほど球速が速くなったという事例もあるそうです。

 ただ、トミー・ジョン手術を受けると、通常復帰までに12か月~15か月程かかるらしく、そのため今回のダルビッシュ陣営も手術を受けるかどうか悩んでいるそうです。私個人の意見としては、ダルビッシュはまだまだ若く、この先10年以上はバリバリの現役としてメジャーで投げ続けていくような投手なので、たとえ今季と来季を棒に振っても、手術を受けて、しっかりと治してほしいと思います。

 それにしてもこの”トミー・ジョン手術”は、てっきり”トミー・ジョン”という医師が考案した手術なのだと思っていたら、”トミー・ジョン”という人が最初に受けたことでこの名称になったのですね。当時はまだ成功率が1%未満と言われていたので、その中勇気をもって手術を受けることを決意した”トミー・ジョンさん”に敬意をもってのことでしょうか?もしトミー・ジョン氏がその勇気ある決断をしてなかったら、松坂も和田も田澤も、マウンドに立てていなかった可能性もあることを考えると、ジョン氏のこの決断は非常に大きなものであったといえるでしょう。

 何はともあれ、ダルビッシュがこの”トミー・ジョン手術”を受けるにせよ受けないにせよ、まずはしっかりと怪我を直して、またメジャーのマウンドに戻ってきてほしいものです。