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暇人の暇人による暇人のためのつぶやき

思い立ったことをただただつぶやきます

東大野球部が94連敗したことを馬鹿にしている人に、東大野球部が6大学で勝つことがどれだけすごいことかを伝えたい

 先日、見事法政大学を延長戦の末6-4で破り、100連敗を免れた東京大学野球部。東大野球部にとってこの日は歴史的な日になったわけですが、中には、

「いくら進学校でスポーツ推薦を一人も取っていないとはいえ、さすがに94連敗はひどすぎるだろ!!」

 と思う人もいるかもしれません。たしかに、普通に考えれば、同じ相手と何回も試合してるのだから、最低でも10回に1回は勝たなくてはおかしいと思うかもしれません。

 しかし、一応高校までそこそこのチーム(甲子園に出場するようなチームに当たるまでは勝ち上がる程度)で野球をやっていた筆者にからしてみれば、東大野球部が6大学で10点差以上つけられて負けないだけでもすごいこと、1,2点差の接戦を演じれば快挙、ましてや勝利なんて大が何個あっても足りないほどの快挙、奇跡だと思います。

 その理由として、まずは連敗を止めた試合の出場メンバーの経歴・実績を見てみましょう。

 

法政スターティングメンバ―

 ※ 出身校の右に記されているのは、高校3年夏の大会での実績

[8] 田中 (4 愛工大名電) 愛知県大会決勝
[5] 川口 (1 横浜) 2年夏甲子園出場
[6] 佐藤竜 (4 作新学院) 甲子園ベスト4
[9] 畔上 (4 日大三) 全国制覇
[3] 柴田 (3 東邦) 愛知県大会決勝
[7] 蔵桝 (4 広陵) 広島県大会3回戦
[4] 若林 (4 桐蔭学園) 神奈川県大会ベスト4
[2] 鎌倉 (1 日本文理) 甲子園ベスト4
[1] 森田 (1 富山商) 甲子園3回戦

 

 経歴・実績、すべてにおいて申し分のない野球エリートの集まりであるということは言うまでもありませんね。

 

東大スターティングメンバ―

[5] 長藤 (4 山形東) 山形県大会2回戦
[4] 飯田 (4 刈谷) 愛知県大会2回戦
[3] 山本克 (3 聖光学院) 聖光学院軟式野球部
[7] 楠田 (2 桐朋) 西東京大会3回戦
[6] 山田 (2 桐朋) 西東京大会3回戦
[8] 田中 (3 熊本) 熊本県大会3回戦
[2] 喜入 (3 修猷館) 福岡県大会3回戦
[1] 山本俊 (3 西春) 愛知県大会4回戦

 

3番打者の山本選手は強豪聖光学院出身ですが、硬式は大学に入ってから始めたそうです。

福島県聖光学院と勘違いしていました。正しくは、神奈川県の聖光学院でした。お詫びして訂正いたします

そのほかのメンバーを見てみても、全員野球に関してはほぼ無名の高校出身で、大会でも早々に姿を消してしまっています。

 

 

 

 法政大学のみならず、6大学リーグに所属している野球部は、東大以外は法政大学同様皆野球エリート集団となっています。そのような厳しい環境下で、東大野球部は戦い続けているのです。

、、、とただ言っても「そんなことぐらいわかってるわ!」と思う人が多いと思いますので、高校野球経験者の筆者から、東大野球部のすごさのもう少し詳しい説明を。

 まず、筆者は先ほども言いましたが、甲子園には届かないが、大会でそこそこは勝ち上がれる程度のチームに所属していました。このそこそこを今回の記事に合わせて説明すると、筆者は野球部時代に先ほどの東大野球部のスターティングメンバーの中のどなたかの出身校と対戦したことがあったのですが、その時にはたしか10点差程度をつけて勝利(練習試合だったのであまり参考にはならないが)しました。一方、先ほどの法政大学のスターティングメンバーが所属していたようなチームと対戦した際は10点差以上つけられて負けていました。正直、甲子園に出場するようなチームは全く次元が違いました。それもそのはず。彼らは小さいころからリトルリーグやシニアリーグに所属し、素晴らしい練習環境と指導者の下、非常に英才教育を受けて育ってきた人たちです。そもそもの土台が違います。少し話がそれましたが、筆者が所属していたチームは、そんな感じの実力のチームでした。

 しかし、ということは、この東大野球部の彼らは我々に大差で負けているぐらいでしたから、そのような甲子園に出場するようなチームとはもっともっとさらに大きな差があったはずです。下手すれば相手が全て1年生で勝負しても負けるかもしれません。

 

イメージ図

 

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 さらに言えば、6大学リーグで公式戦に出ているような人たちは、そのような野球エリートの中でもさらにほんの一握りの人材です。筆者が次元が違うと感じたチームでレギュラーを張っていた選手でも、大学では1度も公式戦に出られなかったという選手もたくさんいます。つまり、法政大学のようなチームで試合に出ている人たちは、超野球エリートなのです。

 

イメージ図

 

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 そのような超野球エリートと、高校時代野球をやりながらも東大に入れる学力をつけるために勉強をものすごく頑張ってきた人たちとでは、大学入学時点で実力差が天と地ほどあるということは言うまでもありません。おそらく、入学したてで新入生同士対戦させたら、2,30点差はつけられて負けるでしょう。そのような大きすぎる根本的な差があるのにもかかわらず、リーグ戦で接戦を演じたり、たまに勝利するということは、東大野球部部員は人知れず並々ならぬ努力をしているのでしょう。もちろん、頭がいいので一つ一つの技術の呑み込みが早く、他大学の部員より速いスピードで成長しているということもあるでしょうが。

 だんだん何言っているのかわからなくなってきたのでとにかく私が伝えたかったことをまとめると、今まで野球選手としては凡人、またはそれ以下だった東大野球部員が、超野球エリート相手に接戦するのはものすごいこと、ましてや今回みたいに勝利することはもっともっとものすごいことであるということです。

 もしかしたら、また東大野球部はこれから連敗を重ねるかもしれません。次に勝利するのはまた数年後になるかもしれません。それでも、通常なら勝つことは不可能であるといわれてもおかしくないような潜在能力の差があるチーム相手に、逃げずに勝利するために真っ向から立ち向かっている東大野球部は、我々に勇気を与えてくれる素晴らしい集団です。仮に負けが続いても、そんな彼らの有志をみなさんで温かく見守ってあげましょう!!