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もうひとつの「侍JAPAN」 軟式野球日本代表 【SWBCJAPAN】

 オコエや清宮など、甲子園を沸かせたスター軍団で構成されたU-18侍JAPANが悲願の初優勝を目指し世界に挑み、日本中の注目を集めていますが、全くと言っていいほど注目を受けていないながらも世界と戦っているもうひとつの「侍JAPAN」が存在しています。

 その名も、「SWBCJAPAN」

 軟式野球の日本代表です。これを見て野球を知っている方なら、

「え、軟式野球って日本固有のものだから、ナショナルチームなんか作っても仕方ないんじゃないの?」

 と思う人も多いのではないでしょうか?その通り。確かに、軟式野球は日本固有のものでした。その歴史は古く、1919年に東神ゴムが少年野球普及の為にゴムを用いた軟式ボールを開発。その翌年から軟式ボールを用いた少年野球の大会が開催されるなど、瞬く間に普及。その後一般社会人の市民スポーツとしても広がりを見せ、日本固有の競技として現在でも多くの人に親しまれています。

 そんな日本固有の軟式野球を世界に広げようと、2008年に「SWBCJAPAN」を結成。メンバーはトライアウトにより選出されたメンバーと、日本の草野球の最高峰のリーグである、ストロングリーグベストナイン受賞者から構成されています。2015年のメンバーを見ると、大学野球を経験している選手や、埼玉栄横浜隼人といった強豪高校出身者も混ざっており、なかなかレベルの高いチームであることが推測されます。また、首脳陣の中には、手塚一志氏がコーチを勤めるなど、なかなか本格的です。

 

 

 

他国のチームは?

 

 さて、軟式野球の日本代表チームがなんとなくレベルの高いチームであるということはわかりましたが、軟式野球の全く普及していない他国のチームはどのようなチーム構成をしているのでしょうか?

 

U.S.A

 

 日本在住のアメリカ人により構成されているようです。日本の草野球チームに所属している人、米軍基地駐在の人などが主なメンバー。平均年齢が35歳と高く、ナショナルチームとは名ばかりな感じがしますね。

 

 

キューバ

 

 2013年から参加。メンバーは一応野球経験者により構成されているよう。2013年には日本代表に国際試合初黒星をつけるなど、年々実力は上がってきている模様。

 

韓国

 

 2008年の第一回世界大会の開催に伴い結成。メンバーの平均年齢は27歳。第一回大会では日本と接戦を演じたようで、実力は高そう。

 

台湾

 

 2008年の第一回大会の開催に伴い結成。平均年齢27歳。実力は不明。

 

 

 

 このように、軟式野球の国際化はまだまだ始まったばかりといった状態ではあります。しかし、何事もはじめなければ何も変えることはできません。「軟式野球を国際化する」という目標の元、世界に挑み続けるSWBCJAPAN。いつの日かこの努力が報われ、侍JAPANの一員となり、最終的には軟式野球がオリンピックの競技になるほど世界に普及することを心から期待しています。