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やはりクライマックスシリーズは納得できない

 2015年のクライマックスシリーズも第一ステージを終え、いよいよ日本シリーズをかけたファイナルステージを迎えることとなる。

 クライマックスシリーズが始まり、レギュラーシーズンの消化試合が減り、最後まで楽しませてくれるようになったこと、2006年のまだプレーオフと呼ばれてた時代の斉藤和巳の涙など、クライマックスシリーズがもたらしたものは多大なものである。

 ただ、やはり私はいまだにクライマックスシリーズは反対である。その理由は単純に、リーグの2位、3位が日本一になるということが腑に落ちないということである。

 たとえば2010年。ロッテがレギュラーシーズン3位からクライマックスシリーズを勝ち上がり、勢いそのままに日本一まで駆け上がり、史上最大の下克上と謳われた。

たしかにこの年のロッテのポストシーズンでの戦いには感動させられたが、レギュラーシーズンでの140試合以上の戦いでしっかりと決着がつけられたのにもかかわらず、たった数試合勝っただけでリーグ優勝扱いとはなんとも気に食わない。超野球エリートの集いのプロ野球レベルになれば、その日の調子次第で勝敗がついてしまうこともざらにあるのだから。

 というわけで私はクライマックスシリーズには反対な訳だが、決してポストシーズン自体に反対なわけではない。ポストシーズンは、レギュラーシーズンとは一試合の重みが全く違い、選手一人ひとりの一試合にかける想いがものすごく強い。そのため、いつも以上にレベルの高い、白熱した試合を見ることができる。

 現行の2位、3位が這い上がるというクライマックスシリーズの制度は嫌だ、でもポストシーズンの白熱した試合は見たい。そんなわがままな意見が通る可能性を探してみた。

 

 

 ① 4リーグ制 (固定型)

 

 セリーグパリーグをそれぞれ東西に半分に分ける。東セリーグには巨人・ヤクルト・横浜、西セリーグには阪神・中日・広島、東パリーグには日ハム・楽天・ロッテ、

西パリーグには西武・ソフトバンクオリックス

 レギュラーシーズンは従来どおりリーグ内は東西関係無く試合を行い、セパの交流戦も行う。ただ、勝利数を争う対象がリーグ内の3チームとなり、その中で優勝したチームがポストシーズンに進むことができるというものである。

 

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② 4リーグ制 (変動型)

 

 基本的には①と同じ。ただ違うのは、前年度の成績により勝利数を争う対象が変わるのである。

 

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③ 4リーグ制 (チーム増型)

 

 こちらは四国アイランドリーグ、BCリーグをNPBと統合させるものである。レギュラーシーズンは基本的にリーグ内で試合を行うが、年に1度ずつ各リーグとの交流戦も行う。各リーグ1位のみがポストシーズンに進む、もしくは東西セ、東西パの2位がそれぞれ戦い、勝者がポストシーズンに進出できるという制度を作っても面白いかもしれない。

 

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④ 現行のクライマックスシリーズ日本シリーズをかけたものでなく、3番手を決めるものとする

 

 日本シリーズは、完全にリーグ優勝同士が戦うものとする。ただ、それだけでは今年のソフトバンクのように早いうちにリーグ優勝が決まってしまっては消化試合が増えてつまらないものとなってしまう。そこで、2位・3位のみでポストシーズンを行い、12球団中の3位を決定する。3位になったチームにドラフトの優先指名権を与える等何らかの得点をつければ、多少は盛り上がる大会になるのではないだろうか。

 

 

 

 レギュラーシーズンで負けながら日本一になってしまうことに不信感を覚えている人は私以外にもいるだろう。しかしその一方でポストシーズンの白熱した試合も大いに楽しみたいという気持ちもある。

 レギュラーシーズンでの敗者が這い上がることなく、ポストシーズンの白熱した試合を現行の制度と同じくらいのボリュームで楽しめる方法はないだろうか?