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なぜ”キューピー3分クッキング”は放送時間10分なのに”3分クッキング”という番組名なのか?

 日本人なら誰でも知っているであろう番組、”キューピー3分クッキング”。1962年12月3日より放映が開始されており、今年で放送53年目。前身の1957年に始まった『今晩の家庭料理』を含めれば、なんと58年目となる。国内で放送されている民間放送の番組の中では、毎日放送の『皇室アルバム』、沖縄テレビの『郷土劇場』に次いで3位にランクされる長寿番組でもあるそうです。

 そんな国民的番組、”キューピー3分クッキング”ですが、その番組名の”3分”とはいったいどこからきているのでしょうか?

 

 説その1 3分でできる料理を紹介しているから?

 

 まずこの番組名から思い浮かぶのは、調理時間が3分でできる手軽な料理を紹介しているということです。ただ、番組を見てみると、すでに加工されている材料を使ったり、「弱火で10分間煮込みます」など、どう考えても3分で収まりきれない料理ばかりが紹介されています。冷静に考えたら、ハンバーグやグラタンが3分でできるわけがありませんね(笑)

 

 説その2 放送時間が3分間?

 

 料理が3分でできないのなら、放送時間が3分なのではないかということが考えられます。しかし、実際の放送時間を調べてみると、その時間は10分間。なんと、タイトルの3倍以上の時間を用いているのです!

 

 

 ”3分”の真相は?

 

 料理も3分でできない、放送時間も3分をはるかに超える。それではいったい、この”3分”とあどこからきているのか?3分クッキングのサイトを調べてみると、この番組名の真相が以下の様に明かされていました。

 

 

 キユーピー3分クッキングは、1963年1月21日より放送開始しました。
放送開始当初は本当にタイトル通り正味3分の放送時間(5分番組)でしたが、1969年10月20日から放送時間を10分(正味7分)に延長。
番組のコンセプトは晩ごはんのおかずのヒントを提案する「料理の天気予報」番組で、この姿勢は一貫して変わらず、手軽に作れる!イメージをお伝えするために「3分」の名前を残しております。

http://www.ntv.co.jp/3min/faq/

 

 

 なんと、説その2の通り、当初は3分間の放送時間であり、そこからこの”3分”という言葉が使われるようになったのですね。ただ放送時間がのばされたことにより、実質的には”3分クッキング”ではなくなりましたが、”手軽に作れる料理”といった番組のコンセプトを表すために、そのまま”3分”という言葉が使われ続けたのですね。

 

 ”3分”の真相が解明されたところで、1つ3分クッキングの放送事故ともいえる動画を紹介したいと思います。

 

 

 

 

 この黒焦げの厚焼き卵。これは私が作った方がまだマシかもしれません(笑)

 50年以上も毎日のように放送していれば、このような放送事故も起こりえますね。3分クッキングは生放送ではありませんが、CMやオープニングを除く放送時間の約7分間、ノンストップで撮るそうなので、生放送に近い緊張感の元撮影されているそうです。ただ生放送でないなら取り直すべきだったのでは?とも思いますが、、、まあ大人の事情があったのでしょう(笑)

 

 なにはともあれ、”キューピー3分クッキング”はこれからも手軽な料理のレシピにより、日本の家庭を支え続けてほしいものです。


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