化粧品は高級品も100均の物も変わらない?
毎日のスキンケアには欠かせない化粧品。最近は女性のみならず、男性用の化粧品も販売されており、より多くの人に愛用されるようになりました。
しかし、そんな今や多くの人の必需品となった化粧品ですが、驚くべき事実を記した記事がありました。
スキンケア商品に美肌効果はあるのか? その問いへの答えはズバリ「ない」。さらに、「医薬品のような効果も期待できない」。
使用時の副作用は、「医薬品>医薬部外品>化粧品」であり、化粧品はゼロであることが求められる。副作用がゼロ、ということはすなわち効果、効能もゼロに等しい。しかも、化粧品の作用が及ぶ範囲は、薬事法で「角質まで」と決まっており、化粧水の成分である水分や油分は、本来、肌の表面の一部(角質)までしか浸透することはできない。
つまり、どんな高価な化粧水、乳液、美容液やクリームを活用しても、化粧品の範囲である限りは、肌奥に浸透して傷ついた細胞を修復したり、皮膚の細胞に水分・油分などの栄養分を送り込んだりするのはむずかしいのだそう。
とはいえ、すべてがすべて無意味というわけではない。北條先生が細胞の老化防止に効果的だと考えるスキンケア化粧品は2つ。「日焼け止め化粧品」と「保湿化粧品」だ。
「日焼け止め化粧品には紫外線をカットして、肌の白さを保つという機能はあります。保湿化粧品には肌の湿度を保つ働きがあります。(中略)二つとも、強い効果で肌の状態を改善するというよりは、自分の本来の状態を“保つ”化粧品といえます」
「何も高価なスキンケア化粧品を使う必要はありません。シンプルな成分のスキンオイルで十分ですし、500円以下の化粧品を使ってもいいでしょう。“細胞への効果はない”と前に述べたコラーゲンやヒアルロン酸も、実は保湿には一定の効果があります」
つまりこの記事によると、化粧品を用いて得られる効果は、肌の表面上の効果(保湿や紫外線カット等)しか得られず、細胞を修復して肌を根本からきれいにするといったことは難しいようです。そして、そのような表面上の効果から言えば、高級品も百均の商品もあまり大差はないようです。事実、高級化粧品と百均の化粧品に入っている成分はほとんど違いがなく、値段の差は商品を認知させるための宣伝費やパッケージデザイン等の差であるとも言われています。
ただ、仮に成分が同じでも、高級品を使うことで自らの気分を良くすることもできるでしょうし、一概に成分が同じだから百均の物を使った方が良いとは言えないでしょう。同じ成分だと割り切って100均の商品を使うのも、値段の高いものを使って自らの気分を高めるのも、自分自身が納得できる法を選べばよいのではないかと思います。