暇人の暇人による暇人のためのつぶやき

思い立ったことをただただつぶやきます

「ウコンの力」はただの清涼飲料水だった!!

 送別会や追いコン、4月になれば歓迎会など、この時期になると何かとお酒を飲むことが増えてきますね。その時期に私たちの大きな味方になるのが「ウコンの力」!飲む前や後に飲めば、悪酔いをしない。といった具合に、私を含めた多くの人は学生時代に教わってきたことでしょう。

 しかし、そんな今まで私たちの味方だと思っていた「ウコンの力」は、なんとただの清涼飲料水で、何の効果もないという衝撃の事実が発覚したのです。しかも、そのことは製造元のメーカーまでもが認めているという。いったいどういうことなのか?

 

 私は、早い段階で・・・ウコンの力が出始めのころ、ウコンの力を分析をしました。
どんな中身で、どんな方法で製造されているかを調べる為です。

 

その結果、最近ではハウス食品も認めていることですが、

 

・・・・・「ウコンの力」はただの「清涼飲料水」でした。

 

確かに原料として、ウコンが使用されていて、
生の秋ウコンで10グラム、秋ウコンのクルクミン含有量は約3パーセントですから、
10g×3%=30mgとなり「ウコンの力」の粉の中には30mgのクルクミンが入っていることは確かです。

 

しかし、30mgのクルクミンが使用されていますが、ウコンの力をミクロフィルターでろ過し溶液の中の
水に溶けているクルクミン量は3マイクロg/mlでした。・・・・ほんのわずか、ないに等しい量です。

 

水に溶けている量がわずかですと、吸収されるクルクミンの量もわずかということになります。
残りはほとんどお尻から出てしまいます。

 

・・・ここでわずかと言いましたが、その理論的なことは後程書きますのでお楽しみに。

 

よく、「ウコンの力」は効かないといわれますが、この場合は、水に溶けているクルクミン量に関係があります。

 

効くと思っているお客様は、まさにTVによる洗脳効果、プラシーボ効果です。

 

ここで、ウコンの力の製造方法に戻りますが、.

 

・・・私はハウス食品の社員ではないので、分析結果から推定していることをお断りしておきます。

 

まず、秋ウコンの乾燥粉末をさらに微粉砕して細かくします。そのままでは、水に入れると沈殿してしまいます。

 

・・・多くの方が経験していると思いますが、ウコンの粉をコップに入れてお酒で割るとウコンの粉はコップの底に沈殿します。

 

ウコンは水に溶けません。化学的には不溶といいます。

 

そこで、てウコンの粉を沈殿させないため、増粘剤を加え水をドロドロにします。

 

次に、秋ウコンの色は茶色で美味しそうには見えません。
そこで、クルクミンをアルコールに溶かした黄色着色剤を加えます。これで、おいしそうな黄色に見えます。

 

さらに、香りをつけるため香料を加えます。

 

さらに、味を良くするために、甘みを付けます。

 

・・・・さらに、さらにですが・・・

 

先ほど、水に溶けたクルクミン量はたったの3マイクログラム/mlと書きましたが、
クルクミンをアルコールに溶かした黄色着色剤の中のクルクミンの量だと推定できます。

 

ちなみに、「清涼飲料水」には1%のアルコール添加が厚生省で認められています。
それ以上は「アルコール飲料」すなわち「酒」類となり、酒類販売店以外販売できません。

 

これで「ウコンの力」が単なる「清涼飲料水」であることが理解できたと思います。

http://www.microcel.jp/

 

 なんとなんと、私たちは今まで、単なるまずい清涼飲料水を100ml200円もの価格で買って飲んでいたということになります。飲んでいて効果があると思っていたのも、自分で勝手に効果を思い込むことによって生まれるプラシーボ効果だったそうです。莫大な宣伝費を払ってたくさんテレビCMを流すことで、さも「ウコンの力」は効果があるように消費者を洗脳する。企業の戦略にまんまとはまってしまったようです。

 しかしこの企業の戦略もいかがなものかとも思いますが、その戦略にはまってしまう我々消費者にも大きな責任があります。誇大なテレビCM等に惑わされず、本当に効果があるかどうかはしっかりと自分で調べる。そのようなことが、これから生きていく上では非常に重要なことなんだと、改めて痛感させられました。