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【早くも複数球団が注目】 2015年ドラフトの注目選手  県岐阜商  高橋純平

 とんでもない怪物が現れた。その名も高橋純平。県岐阜商の2年生で、ポジション

は投手。181cm、71㎏という恵まれた体格から繰り出すストレートは、最速

152㎞を記録する。全国的にはまだ無名に近いが、スカウトの間ではすでに複数

団からドラフト1位候補に挙げられるほどの逸材。

 これほどの投手がなぜ無名なのか?その理由は、素材は一級品だったが勝つ投球が

できなかったからである。1年生のころから151㎞を投げていたそうだが、ピンチ

になると力み、制球が定まらず、なかなか試合に勝つことができなかった。しかし今

秋の大会では、それを克服し東海大会準優勝を果たし、見事今春の選抜への出場を確

実にした。

 今春ついに全国に姿を現す無名の怪物だが、果たしてどんな球を投げるのか?その

投げっぷりをご覧いただきたい。

 

 

 

 

 

 

 ゆったりと足を上げ、尻から先に前に出すスムーズな重心移動、着地してから一気

に回旋することで、打者からはいきなり球が来るように見え、スピード表示以上に早

く感じさせることができるであろう。また、回旋の際にブレがあまりなく、常に安定

した球を投げることができそうだ。

 そしてなんといっても一番の注目ポイントは、肩肘のしなやかさであろう。腕に力

みがほとんどなく、鞭のように使えているため、球のキレは相当なものとなってい

る。ただでさえゆったりしたフォームで投げているのに、さらに鞭のようにしなる腕

を利用したキレのある球を投げることにより、打者からは相当早く見えるだろう。

 スカウト人からは”菅野2世”との呼び声も高く、文句なしのドラフト1候補と言える

だろう。

 ただ課題を上げるとすれば、決め球の変化球である。今高橋が主に投げている変化

球は、スライダーとカーブだが、どちらも主にカウントを取るために用いており、い

わばストレートの引き立て役としかなっていない。現時点ではこの投球でも十分通用

するだろうが、この先の甲子園での連投、さらにはプロでのことを考えると、何か決

め球がなければ厳しいであろう。この身長で、これだけのストレートを投げられるの

だから、スプリットでも覚えれば相当面白いのではないかと個人的には思う。

 とりあえずは、この冬で鍛えに鍛えて、選抜で大きく花開くことを期待したい。


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